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「他力本願」と「情けは人のためならず」

【「他力本願」と「情けは人のためならず」】

いろいろと格言等はあるけど、この二つほど意味を誤解されているものは
ないと思う。

「他力本願」は他人に頼る、他人に頼っては駄目のような意味にとられる
場合が多い。しかしこれは仏教上のことで、他人とは仏様のことである。
つまり一生懸命に自分でやれることをやったら、あとは仏様に祈って
救って貰おうということである。ここで大事なのは自分自身も全力で
やらなければならないといことである。いわば人事を尽くして天命を待つと
いうことである。
四国のお遍路さんが同行二人というのに似ている。二人とは自分自身と
弘法大師である。

「情けは人のためならず」は他人に情けをかけると、その人が甘えたり
するので、そこは非情でも放っておくという意味にとられたりするが、
本来は他人に情けをかけると、それが回り回っていつか自分に返ってくるので
他人には情けをかけておきなさいと、まったく正反対の行動となる。

ちょっと読んだ本から。


コメント
name.. :記憶

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