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嫌いな言葉、好きな言葉(仕事と人生)

【嫌いな言葉、好きな言葉(仕事と人生)】

タイトルだけ見たらすごく重々しい感じだか、たいしたことは無い。

嫌いな言葉は「根性」「努力」「一生懸命」など。
とにかく精神論が大嫌い。戦争に負ける前の大和魂みたいなやつ。
それはそれで悪いとは言わないし、他人がそれをモットーにしていれば、
それなりに尊重もするが、小生は大嫌い。
別に小生自身がそれをまったくしないということでもないが、
とにかく他人から言われたり、押しつけられたりするこれらの言葉・
行動は大嫌いである。
例えば甲子園を目指す高校球児が根性を持って一生懸命に努力するのはいい。
ただし自発的なものであればだが。先輩や監督の押しつけになればそれは
ただのシゴキになる。指導・教育とシゴキはまったく違うが、それを
未だに理解していない人間がいるというのが不思議である。
ましてや努力なんてのは他人から見えないのが本物である。

だから天才は好きだ。天才というのは人が長い間苦労してやっと
たどり着く境地に何の努力も苦労も無く一気にたどり着く。
他人が馬鹿に見えてしかたが無いだろう。こいつら何をしているのだろうと。
何故、努力とか苦労をしているのか理解できない。説明もできない。
ただ無意識にたどり着くのだから。
ただし天才は最後でコツコツと登ってきた凡才に抜かれる。
抜かれるというより凡才を最初から相手にしていなく、おそらく
抜かれたということもわからないのではないだろうか。
そういう人物こそ愛すべき人物だと思っている。


好きな言葉はたくさんあるが「怠惰」「いいかげん」など。
小生はけっこう心配性で、それを克服しようと思ったら
こういう言葉が好きになった。
例えば約束をしたら、その時間の30分も前に着いてしまうタイプ。
相手が遅れるのは気にもならないが、自分が遅れるのは絶対に許せない。
車でも公共機関の乗り物でも、もしもというのを考えて早めに家を出る。
今は携帯電話があるので遅れても連絡できるが、昔はそうはいかなかった。

仕事はある程度は真面目にしてきた。世間でいう努力もしたかもしれない。
ただ出世というのにはまったく関心がなかった。もちろん給与はあがった方が
良いに決まっているが。
残業がとにかく嫌いで定時の17時にはすぐに席を離れた。こなせない
仕事があれば定時出勤が8時30分のところを6時20分には出勤し
仕事を始めていた。もちろん残業代なんて出ない。それでも1年のうち
3分の1はそうしていた。直属の上司も同じ考えで、同じ時間に出勤して
仕事をしていた。17時過ぎに仕事をすると電話とかで仕事が途切れるが
早朝はそんなこともなく集中して仕事ができた。エクセルで関数を使って
複雑な実績表を作成しているときなど、電話1本で思考が吹っ飛んだ。
上から見たら、いかにも仕事を嫌っているように見えただろう。
事実、仕事をするのは嫌いだったが。17時にすぐ職場を離れるのを
とやかく言われた時に言う文句は決まっていた。
「5時すぎて仕事をしている奴は、よっぽど仕事が好きか、よっぽど
仕事がさばけないかのどちらかだ」と。
仕事の内容にシステムダウンとか異例処理の対応とかもあったので、
いつ緊急事態が入るかわからないという状態だった。手に仕事をかかえて
いては緊急時の対応ができない。それでとにかく通常の仕事は急いで
片付け、いつも暇を作るように心がけた。周りからみたら常にボーっと
しているように見えただろう。そのことを説明したこともなかったので。

出世もしなかったが面白い人生も送ることができたと思っている。
他人はそういうのは定年になってゆっくりと楽しめばよいと言う。
しかし若いときしかできないことや若いときしか楽しめないことも
たくさんある。
旅行にしてもヨボヨボになって贅沢三昧の旅行をするのもいいが、
若いうちにお金がなくても行く旅行も面白いと思ってやってきた。
他人にその考えを押しつけはしないが、押しつけるのも辞めて欲しいと
ずっと思い自分なりの生き方をやり通した。
まあ家族には出世をしない分、給与が上がらず迷惑をかけたかもしれないが
そこそこの生活はできたし、ご勘弁願いたい。
もっとも再就職も次々に落ちて未だにプーでこれは情けない。


コメント
name.. :記憶

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