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昨日からの豪雨について

【昨日からの豪雨について】

50年に一度という豪雨である。
小生が住んでいる北九州市は一時は雷と雨が激しかったが
それほどという事は無かった。
台風3号の時も最初の進路予想では直撃のような感じで、
鉢植えを避難させたが、進路が変わって、たいして風も吹かなかった。

まず被災された方々の復興と、亡くなられた方々に弔意を表す。

50年に一度というが、昭和28年に九州北部では大水害があった。

 昭和28年西日本水害

 昭和28年西日本水害

これを見返すと、まったく同じ地域が被災している。
昭和28年の時の方が範囲は広いが、当時の被災地の地図を見ると、
今回、被災した地域がそのまま被っている。
これはどういう事だろうか。昭和28年から自然災害に対して何も
進展していなかったという事だろうか。
昔から日本人は自然と闘うのでは無く、共存する事を考えて暮らしてきた。
それが、いつの間にか自然を克服するといった思い上がった考え方に
変わってしまった。水を制する者は世を制すと中国では三国志の時代から
言われているが、それでも制することができないのが水である。
過去の氾濫を参考にして、川に堤防を築いても、必ずそれ以上の増水があり、
堤防は決壊する。いろいろな原因が考えられるだろうが、堤防を築くのも
もちろん必要であるが、例えば道路の舗装が進み、地面の吸水率は以前より
圧倒的に悪くなっている。整備されていない森林も原因かもしれない。
そういう要因に手を付けないで堤防だけ強化しても無駄のような気がする。
この際に行政は徹底的に考えて欲しい。そうしなければ未来永劫に渡り
水害は続く。

いつも定宿にしている杖立温泉の旅館は大丈夫だろうか。
昔からの歴史のある商人宿だそうだが、鉄砲水による水害で、
古い物はすべて失ったと以前宿泊したときに大女将から聞いた。
小国や南小国にはお気に入りで何回も行った温泉が多数ある。
温泉達は大丈夫だろうか。山川や奴留湯は川の横だ。
耶馬溪にも素敵な温泉がたくさんある。

火事や水害は建物も人の命も思い出もすべて持ち去ってしまう。
これ以上災害が進まないことを祈る。


コメント
name.. :記憶

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