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キッズウイーク

【キッズウイーク】

2018年度からの「キッズウイーク」の実施に向け、意気込みを示した。
安倍首相は18日、学校の夏休みなどの長期休暇の一部を、地域ごとに別の
時期に分散させる「キッズウイーク」について、2018年度から実現する
方針を強調した。
一方で、「キッズウイーク」定着には、企業側の有給休暇取得の促進も
必要だとして、これを契機に、有給休暇を取りやすい機運も生み出して
いきたいと強調した。
政府は今後、地域ごとに協議会を設置し、検討を進めていくことにしている。


まず、これに対しての意識調査だが、60%強の人が反対している。
企業の反対はさらに多い。
地域ごとに別に休みを分散させると子供を中心とした地域の交流が難しくなる。
重なった一定の期日しか交流や行事はできなくなる。しかもその期間に
行事が集中すれば場所や日程を調整するのは大変だろう。
例えばホテル・旅館にしてみれば、夏休み中、収容能力の100%が
理想であるが、これがある一定期間に集中すれば、昨日は満員、
今日は「0」ということもありうる。特に大きな宿泊施設が該当するだろう。
企業にしてみれば、再度、夏の休暇のローテーションを組み直す必要が
出てくる。特に24時間稼働の製造業では難しくなる。約40日間の
夏休みに散らしていたものが、特定期間に集中すれば人の割り振りができない。
また夏休みの意味は、特に暑い期間を休みに充てて児童を保護するという
こともあるが、そういう観点から考えれば、キッズウイークはそれに
逆行することになる。

そもそも有給休暇の取得を促進させるのが一つの目的であれば、児童からの
観点では無く、大人目線、企業視線から見らなければならない。
仕事上、有給休暇を取りたくても取れない労働者、与えたくても与えられない
企業はどこに問題があるのか。結局は企業の人員不足なのだが、企業にしても
労働効率を考えれば、単に人を増やすわけにはいかない。
特に専門職はその傾向が著しい。
政府がいくら声を張り上げても、これが改善されなければ失敗に終わる。
現場の声を無視した、官僚が頭だけで考え出した無謀な政策となる。

有給休暇の取得促進の対策は難しい。有給休暇は取れるようになったが、
給与は減ったということに成りかねない。
親も大変だ。特に共働きの両親の家庭は休みの期間が変われば、子供の
面倒を見てくれる施設を新たに探すことになる。また例えば、小学生と
幼稚園の子供がいて、2人の休みがずれれば、対応はますます複雑になる。
かえって有給休暇を取得する日が狭めらることになりそうだ。

社員を増やすので、まず考えられるのは障害者の雇用を促進すること。
雇用にあたっては障害者が働きやすい環境の整備に政府がもっと補助を
行うこと。
それは建物の改造費用や生産性の低下が発生する場合は企業への補助などだ。

またハローワークのような個別対応ではなく、定期的、総合的な
企業説明会、就職説明会の実施である。1企業と1個人のやりとりではなく、
新卒者に対して行っている企業説明会を分野ごとに定例で開催する。
実際、小生は現在就職活動をしてるが、ハローワークに行って、希望の
企業を見つけ、企業に連絡し、面接等を受ける。この繰り返しである。
就職を望む者も企業側も、ものすごい費用と時間のロスである。
ハローワークに行って、いつも思うのは、これだけの大人数の人がいれば、
ここに企業側の採用担当者がいて、説明をし、即面接まで行い、有望者に
対しては後日、再度、試験なり面接なりすればかなり高い割合で採用が
できるのではないかと。

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