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「最低賃金」25円上げ 過去最大 平均時給848円

【「最低賃金」25円上げ 過去最大 平均時給848円】

非正規雇用を含む労働者の賃金引き上げにつながる2017年度の最低賃金の
目安額について、厚生労働相の諮問機関「中央最低賃金審議会」の小委員会は
25日、全国平均で25円(3.0%)の引き上げを決めた。
10月に目安通り引き上げられれば、全国平均で最賃の時給は848円となる。
3%以上の引き上げは2年連続。

景気浮揚を目指す政府は、購買力向上のため最賃の引き上げを今後も
維持したい意向だ。政府は働き方改革実行計画で「経済の好循環を確実に
するため(最賃の)全国平均が1000円になることを目指す」と定めている。
ただ達成時期は明示していない。


25円。煙草1本分の値段。1時間、働いて煙草1本分の増加。
これをどう思うか。

まず考えたのは正規従業員の時給だ。仮に年収500万円としよう。
500万円ならば、すでに超している方もかなりいると思う。
会社が週休二日ならばそれだけで年間100日程度の休日があり、
その他に祭日や年末年始、夏期休暇などを加え実働日数を年間250日と
設定したら1日が2万円、8時間労働で時給2500円となる。
小生の住む地域での求人チラシの時給は800円前後。つまり正規従業員の
3分の1である。

思うに最低賃金が全国平均というのもおかしい。最低賃金なので全国統一で
なければならない。平均給与では無いのだ。欧米では最低賃金が1500円と
いう国も多い。企業の収益も大事だが、労働者の賃金が先進国にしては
安すぎる。それを支えているのが、もっと安い非正規雇用労働者である。
賃金が増えれば消費が伸び企業は増益に繋がり、政府は税収が増加する。
税収が増えれば教育、福祉等の予算も増える。
企業は目の前の収益だけを考えずにもっと将来を見つめるべきだ。
もちろん無闇矢鱈な賃上げを勧めているわけでは無い。日本の賃金が3%の
増加だった時に、韓国では100%を超える賃上げがあり、それら企業は
現在、非常に大変な事態に陥っている。あくまでも企業ありきが基本である。

政府は最低賃金の全国平均1000円を目指すとしているが、達成時期の
示されていない指標など画餅である。3年を目途に全国平均ではなく、
一律の1000円を確立するような政策を打ち出してもらいたいものだ。


コメント
name.. :記憶

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