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何の役にもたたない馬鹿な政策

【何の役にもたたない馬鹿な政策】

酒類の安売り規制が6月に強化され、ビール類の店頭価格は1割ほど高く
なった。規制強化の狙いは町の酒屋さんを安売り合戦から守ることだが、
当事者の表情は晴れない。値上げせずに踏ん張った大手スーパーもある。
規制強化の成果はみえない状況だ。

一般の酒屋はすでに勝負をあきらめていた。
「値段が2割も違ったら誰も買わない。ビールはあきらめた」。
酒店の店主は、とっくにスーパーとの競争から身を引いている。
6月からの安売り規制強化で、仕入れ値に人件費や運送費などを加えた
価格より安く売ることは禁じられた。規模の大きなスーパーや量販店による
不当廉売を防ぎ、中小酒店を保護するのが主な目的だった。
しかし、国税庁の調査によると、酒類販売業者のうち一般的な酒店の割合は
平成12年度に約7割だったのが、26年度には約3割にまで低下。
酒屋は「勝負する土俵はすでに崩れている」と指摘する。


世間の常識や実態を知らない馬鹿な官僚と馬鹿な政治家による馬鹿な政策だ。
結局、一般の酒屋には何の助けにもなっていない。
10年以上も遅すぎる。
実施するタイミングが遅すぎる政策は悪法と同じだ。誰もがおかしいと
思っていても法である以上は遵守しなければならない。
ひとつだけ伸びている業種がある、コンビニだ。
それほど価格が変わらなければ近所のコンビニで買うという状況だろう。
そして一番迷惑しているのは、もちろん一般の消費者と飲食業者。
飲食業者などは決まった酒屋から取っていると思っている人もいるが、
今は安売店で大量に購入し、付き合いで酒屋から若干仕入れている。
酒屋を切ってしまうと緊急の場合に配達してくれないからだ。
本来の酒屋を救済するという名目はもろくも崩れ、結局、消費者を
いじめるだけの馬鹿な政策になってしまった。
しかし政策が失敗に終わっても官僚も政治家も誰も責任を取らない。
責任を取らないどころか、どこに責任があるのかもわからない状態だろう。
こういう事がないように、誰が考え、どこで検討され、どこが実行し、
関係者は誰であるかを明文化して残すようなシステムが必要である。
なんなら、政策が失敗に終わった場合は誰が、どのような責任を取るのか
まで記入して欲しいものだ。
一般企業ならば立案者は出世から一歩退くか、外れるか、担当者は
厳しく査定されてボーナスに響くし、役員や幹部なら勇退や降格もありうる。
甘い甘い政治家と官僚という公務員の世界である。

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