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バス路線廃止

【バス路線廃止】



両備ホールディングス(HD、岡山市北区錦町)は8日、グループ2社が
運行する路線バス78路線のうち、赤字幅の大きい31路線について廃止届を
中国運輸局に提出したと発表した。
 
同社は廃止の背景として、同業他社の八晃運輸(岡山市中区倉益)が
計画している循環バス「めぐりん」の新路線開設を挙げ「バス事業は
30~40%の黒字路線で残りの赤字路線を維持している。黒字路線に
新規参入されれば赤字が膨らみ、全体を維持できなくなる」と述べた。


確かにいろいろな緩和政策が採られ規制が緩くなった。
しかし今回の件は完全に行政のミス。
赤字幅の大きい31路線の中の4路線については行政からの補助金も出ていた。
そういうことが判りながら同業他社に認可を出すというのは横の連絡とかが
全然取れていない行政の甘さと堕落だろう。
行政は地域住民とそれを取り巻く環境とそこに介入している企業を
総合的包括的に考えて最善の施政をする必要がある。
バス、電車といった交通機関は公的意味を持っている。
そんな事は行政も判りきったことである。
まったく企業の経営が判っていないお役所のすることである。
両備ホールディングスは行政の対応次第では廃止を取り消すと言っているが、
1回廃止すればいい。使用者には迷惑を掛けるが、どれだけ行政に非難が
くるか見てみるがいい。
1度出した認可を取り消せば今度は取り消された方が怒るだろう。
もしその準備にそれなりの費用を使っていれば損害賠償にもなりかねない。
認可して、収益が減っても両備ホールディングスが路線を廃止しないとなると
それに対しては行政は補助金を増加しなくてなならないだろう。
またここで税金の無駄遣いが始まる。

両備ホールディングスにしたって本音は廃止したいと思っているはずだ。
そりゃ赤字路線を切り捨てて、黒字の路線だけにしたいに決まっている。
それができないから黒字路線の収益でなんとか赤字路線をやってきたのに、
今回の行政のやり方は裏切りである。
行政の担当者責任を取れ!
と言っても、いつもの通り、また誰も責任を取るはずがない。

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