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長良川の天然鮎問題

【長良川の天然鮎問題】

以下ニュース記事から

問題の中核となっているのは「天然」という言葉だ。市は「天然」の定義を、
人の手を借りずに海から遡上(そじょう)したアユとした。これに対し、
漁業者らは放流した稚魚から育ったものも含め、全てを「天然アユ」として
出荷している。


小生の郷の近くも鮎が有名で、小生自身も大好物です。塩焼き、甘露煮、
刺身等、どれも大変美味しいです。特に「うるか」は絶品です。
「天然」という定義は非常に難しいと思います。小生の勝手な判断では
「天然」とは自然界で一度も人の手を借りずに育ったものという感じです。
厳密に言えば自然交配で誕生しそのまま育ったものだけだと思います。
しかし学問的なことは別としてこれは営業上は「天然」として問題無いと思います。

岐阜市が、4月に公表した「岐阜市版レッドリスト」で長良川の「アユ
(天然)」を準絶滅危惧種に選定したことに、岐阜県内の川漁師が反
発している。消費者の買い控えなどが起きると心配しており、長良川で
漁をする7漁協が加盟する長良川漁業対策協議会のメンバーらは10日、
リストからの即刻削除を市に求めた。


ここが難しいところでレッドリストに「天然」と入れた場合に漁業者らが
放流した稚魚から育ったものもをどう取り扱うという判断がなされず
簡単に指定してしまっています。

市の担当者は「(天然の文字を入れたことは)誤解を招きやすい一因だったと
反省している。出荷している天然アユを否定する意図はない」と釈明したが、
現状ではリストからの削除は難しいとみられる。


レッドリストを作成すること自体は大切な事だと思いますが、鮎という地元の
人間と関係の深い、また経済的にも関連する特産品を指定するのに関係団体や
関係者に事前に説明や協議がないのでしょうか。
一度載せたのもを削除するのは難しいでしょうが、漁業関係の皆様の事を
考え、追記(訂正)として「漁業者らが放流した稚魚から育ったものは
表記は天然鮎として取り扱うがリストの対象とはしない」とか公表して
対応できないのでしょうか。それでもある意味での風評被害が発生するかも
知れませんが、それは対策費として補償するなりしなければならないでしょう。
誤解を招きやすい一因だと認め反省しているのなら当然だし、ここにも
公務員と学者の世間知らずの無能体質が現れ、また無駄な税金が使われるのです。

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