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新国立競技場問題

【新国立競技場問題】


安倍総理が計画を「0」に戻すことに決定しました。それは可憐なる決断だと
思います。しかしこうなるずっと前にどうにかしようがなっかたのでしょうか。
結局、そこのところでも無駄な税金が多額に使われているのです。
なにしろ一言で言えばやり直しですから。
責任の所在があいまいなまま突っ走り、「決まったことだから」と、途中で
やめることができない。これが日中戦争から太平洋戦争にかけての日本の歴史。
と思っていたら、新国立競技場をめぐる問題も、そっくりです。
責任の所在があいまいなこと甚だしいと感じます。。
決まった現行デザイン案は、どんな不都合な点が出ても、やめることはなく、
その結果、総工費は増えるばかりです。足りない費用は、地元に負担させる
無責任なプロジェクトの典型です。
巨大な施設は、完成後の維持費も莫大(ばくだい)です。事業主体の日本
スポーツ振興センター(JSC)はコンサート会場に貸し出すことで毎年
6億円を稼ぐ計画だそうです。
「道路が完成しても費用を回収できないのではないか」と指摘されると、
回収できる収支見通しを作って工事を進める。
高速道路などの公共工事を推進する官僚のお家芸です。この工事も、
まさにそれ。過去の日本の悪弊の全てを体現する新国立競技場の建設計画。
費用を考慮しないコンペや、丸投げして精査もしない決定がなぜ毎度可能
なのかわかりません。共通の根っこにぶら下がるものをあぶり出して、
変われない日本の構造にメスを入れ、誰も責任を取らず、イケイケで
引き返さず、国民のお金をアテにする公共事業体質の変革を望みます。
無意味に華麗で巨大としか思えない競技場と被災地を含む地方の荒廃、
集団的自衛権と沖縄の犠牲、海外での気前の良いバラマキと福祉のカット、
このバランスの悪さはどうでしょうか。
東京五輪の成功は全国民の願いです。そのうえで、今回の計画が妥当か、
費用や工期などが予定どおりに進むかを第三者によって厳しいチェックする
体制・機能が必要だと思います。

それにつけても、すでにデザイン料として13億円を支払っています。
13億円なんて庶民からは考えられない金額です。そこまでして
外国の一流デザイナーに設計して貰う必要があるのでしょうか。
各大学のそういう部門の学生から募集して現役の専門家と最終的には
一緒に協議し、採用された大学には施設費として1億円ぐらい支払うとか
いうほうが内需のために、教育のためになると思うのですが。

政府関係者は今後、設計者側から、「名誉を傷つけられたとして多額の
損害賠償を請求される可能性はある」と指摘しています。菅義偉官房長官は
損害賠償などについて「適切に対応する」と述べました。
どこまでも無駄を繰り返す官僚と政治家のおそまつなこと。


コメント
name.. :記憶

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