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民進党と辻本清美議員

【民進党と辻本清美議員】

学校法人「森友学園」(大阪市)問題で民進党の辻元清美衆院議員に関する
新聞記事「辻元氏 3つの『疑惑』」(28日付)について、民進党は
29日夕、柿沢未途役員室長名で抗議文を出した。
抗議文では、本紙記事を「ネット上に流布している流言飛語をあたかも
根拠ある疑惑であるかのように報道した」と批判した。そもそも「根拠ある
疑惑」というのは意味不明だが、続いて記事は「裏取り取材をすれば、容易に
事実でない事が判明するものである」という表現は何なのだろう。
新聞記者は妄想で記事か書けるのか。
中国と同じで民進党の常識は世間の非常識なのだ。
新聞社の担当記者は十分に取材した上で記事化し、辻元氏にも取材を申し込み、
27日午後1時半すぎに質問書を事務所に送付、午後5時までの回答を
求めているとしている。ところが、事務所側は午後5時23分に「明日、
確認が取れた段階で返答する」とFAXで返信があり、やむなくその経緯を
入れて記事化している。翌28日午後5時23分、辻元氏側は回答書を
出したので、その全文を29日付紙面に掲載したということだ。
この流れや状況を考えると民進党も辻本議員もかなり立場が悪い。
また抗議文の内容は新聞記事を「流言飛語」「著しく公正を欠いた報道」
「報道取材の基本を欠いている」などと罵倒している。とても一政党の
抗議文とは思えないほど言わば悪意に満ちている。

辻本議員の発言では、まず「幼稚園侵入」疑惑に関し、辻元氏は「入ろうと
した事実もございません」と回答したが、2月21日の大阪府庁の記者会見で
「塚本幼稚園に行ってまいりました」と明言している。
平気で前言とまったく違う発言をする議員の頭と精神はどうなっているのか。

「作業員派遣」疑惑に関しても、学園の籠池諄子(じゅんこ)氏が安倍昭恵
首相夫人とのメールで何度も指摘しているだけでなく、生コン業界から
政治献金を受け取っている。いずれも辻元氏には説明責任がある。
メール問題などをただすべく、昭恵氏の証人喚問を要求しながら、
現職衆院議員が書面回答だけで済ましては筋が通らない。
口を開くのは、しょうもないことを国会や委員会で吠えるときだけか。

もっとも問題なのは、民進党の隠蔽(いんぺい)体質であり、恫喝
(どうかつ)体質である。
自民党が昭恵、諄子両氏のメール内容を公開した際、民進党役員室は
「メディア各位におかれては、このような誤った内容を拡散しないよう強く
求めます」と文書で要請した。今回の抗議文も「他の新聞社は『疑惑』という
書き方はせず、辻元議員側の否定コメントを淡々と報じているのみである」と
わざわざ記した上で、この新聞社に対して「法的措置も含めた対応を検討する」
と結んだ。これはある種の恫喝ではないのだろうか。

蓮舫代表も30日の記者会見で「辻元さんに対する言動のファクトチェックは
極めて容易にできる。にもかかわらず、疑惑と報道した新聞社に対しては
抗議文と法的措置も含めて対応を考えている」と述べた。
矛盾したおかしな発言だろう。

旧民主党政権時に恫喝ともとれる政治圧力を繰り返したあげく、人心が離れて
いったことをすっかり忘れている。
もう取り返しがつかないほど、この党は落ちている。
自党が与党だったときに(そもそもこれが間違いのもと)震災等に対して
やるべきことはやれず、与党を非難するだけの政党である。
国民としては、蓮舫氏の「二重国籍」疑惑も含めて今後も政界の疑惑は
徹底的に追及してもらいたい。


コメント
name.. :記憶

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