本日 867 人 - 昨日 711 人 - 累計 1065329 人

災害は防げるか?

【災害は防げるか?】

最近、災害が多発しています。
阿蘇山噴火(人的被害はありませんが、観光、農作物等に被害発生)、
関東での大水害、チリ沖地震での津波(漁業関係者に被害)等。
では災害は未然に防げるのでしょうか。
おそらく無理です。
噴火に対しては人的被害をなくすための避難シェルターの設置や
予報、早めの避難ぐらいしか手がありません。
水害に対しては土手の強化や河川工事による水流の調整、地下施設による
増加した水の誘導などがありますが、どれも100%ではありません。
地震、津波に対しては予知の研究や警報の徹底、防波堤の完備、住宅の
耐震化などがありますが、これも十分ではありません。
解っていても、経済的理由とかで、みんながみんな家を耐震化できる
訳ではありません。せいぜい箪笥にストッパーをつける程度です。
小生の住む街は地震は少ないですが、家を耐震化するゆとりはありません。
欧米人は自然を克服・支配しようとしてきましたが、元来、日本人は
自然と共存してきました。崇拝の対象となっている自然もたくさんあります。
自然は人間がコントロールできるほど優しくはありません。
何十年、何百年に一度という災害に備えるのは個人では限度があります。
行政にも限度があります。人命は尊いものですが、経済との絡みがあります。
思うに気象が大きな変動期にあって、もはや何十年、何百年に一度という
表現自体が意味がなくなってきている感じがします。
例えば40メートルの高さの防波堤を完備しても、いつかそれを
上回る津波がきっと発生すると思います。
もちろん被害は軽減するでしょうが、0%という訳にはいかないと
思います。
これからの日本を考えると、先人の知恵を活かし、無闇に自然を改造
するのではなく、どうしたら共存できるかを目指した方がベターだと
思います。
それから万が一、災害が発生した場合の救助、援助のあり方について
もう一度考え直した方が良いのではないでしょうか。
例えば救助物資を運ぶ無人ヘリを開発して県単位レベルで設置するとか、
救助物資の備蓄の数量を再計算して増加するとかも考えられます。


コメント
name.. :記憶

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):
  • 記事検索
  • 内容検索
RSS