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鬱病についてー自身の経験から

【鬱病についてー自身の経験から】

最初は食事がとれなくて1週間で、げっそりするほど痩せました。
まず発症の原因ですが小生の場合は不明です。
ほとんどの鬱病がそうだと思います。
会社や家庭や学校でのストレス、育児、進学、就職とかもあると思います。
しかし、それらが複雑に重なってできているのであって
これってものは多分特定できないと思います。
小生の場合は2年半かかって治ったことになっていますが、
自分自身では完治ではないと思っています。
とりあえず普通に生活ができるまでになったという感じです。
それでも、やる気のなさはずっと続いています。

小生の経験したのは
・食事が取れない
  食欲がまったくなくて3日間をわずかな食事(例えば、1日でうどん
  半玉とかで)と健康飲料だけで過ごし、そういうことが何度も続きました。
・睡眠が取れない
  とにかく眠ることができません。寝ても2,3時間で目が覚めます。
・寝汗がひどい
  毎日、大量の寝汗をかき、冬場は寒くてたまらなく下着からパジャマまで
  2セットぐらい枕元に常に置いておきました。
・外出ができない
  とにかくすべてが面倒になります。特に外出で、知った人に出会うのが
  嫌になります。面倒くさいのです。犬の散歩もできなくなりましたが、
  人が出歩かない超早朝に行くことで最低限の運動をしました。
・テレビが煩わしい
  もともとテレビはあまり見ませんでしたが(現在も1週間以上
  見ない事はざらです)、何を見ても面白くなく、逆に鬱陶しいとか
  煩わしいとか感じました。(ニュースはWebでわかる)
・やる気がでない
  例えば小生は提出物の期限が10日先でも、できるだけ早く提出
  するような性格でしたが、まだ大丈夫、まだ大丈夫、明日は必ず
  しようと自分をごまかし、ずるずると期限までひっぱるように
  なりました。
・興味が沸かない
  以前は面白かったこともつまらくなり、まして新しいことに
  取り組もうとは思いませんでした。
・何をしても面白いと感じることが無い
  以前は好きだったPCゲーム、好きだった温泉や旅行なども、
  やったり、行ったりすれば面白いのかもしれませんが、とにかく
  面倒ということが最初にきてしまうのです。

以上、ほかにもあると思いますが主な経験事例です。
とりあえず普通の生活ができ、庭いじりに趣味がでるといった所まで
来ましたので、少しづつは良くなっているように思います。
病院の神経内科にもかかり、薬も服用しましたが、一番有効な薬は
時間です。
とにかくのんびりすごすことです。

鬱病になって一番困るのは経済的に苦しくなることです。
小生の場合はある一定期間は勤務先から給与が支給され、その後、
健康保険組合から傷病手当金が交付されるようになりました。
しかし年収は半分になり、やっと生活ができるという程度でした。
年間に給与の5ヶ月分ぐらいあったボーナスが無くなったのが大きな理由です。
金額にして170万円ぐらいだったと思います。600万円程度あった年収が
300万円になれば根本的に無理です。やはり600万円の収入に見合った
生活をし、保険等もそれなりに支払う事ができる限りのものに加入したり、
年末年始に家族で旅行に行ったり、自分一人で湯治に出かけたり、かなり
贅沢と言えば贅沢な暮らしをしていましたが、そんな贅沢を省いても無理です。
たいした金額ではありませんが、家内のパート代がかなり助けになりました。
娘の大学進学資金や授業料、交通費も大きな負担でした。
とにかく貯金を食いつぶしてやりくりしていましたが、もうこれ以上は
限界ということで、また治って職場復帰しても、やっていける自信も無く
定年まで2年を残して自主退職しました。それから1年、現在までは
失業保険と家内のパート代で生活してきましたが、失業保険も切れ、
会社の都合で家内もパートをやめることとなり、夫婦で職探しをしている
状態です。年金の一部を貰うのは3年先、全額を貰うのは6年先、
それまで食べるだけの分は働かなくてはと思っています。
鬱病の方へ一言、今は生きているだけでいいんです。
いずれなんとかなりますよ。

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