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南シナ海問題

【南シナ海問題】

フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は6日、政府軍に南シナ海に位置する
南沙諸島スプラトリー諸島への配備を命じた。
南シナ海の戦略的要衝とされる南沙諸島周辺は、中国をはじめ複数の周辺国が
領有権を主張する係争海域となっている。
ドゥテルテ大統領は、報道陣に対し「全面的に占領するよう軍に命じた。
構造物を建て、そこにフィリピン国旗を立てるのだ」と述べ、軍に構造物建設を
命じたことを明かした。また南沙諸島のうち9~10か所の島嶼・岩礁などに
ついて、フィリピンは領有権を主張しているとも述べた。
ドゥテルテ氏は「誰もがあの諸島を手に入れようとしているようだから、まだ
空いているうちに居座る方がいい。少なくとも現時点でわが国の領土である
部分を確保し、そこはわが国のものだと強く主張すべきだ」と述べている。


これでは中国と同じだ。韓国が不法占拠している竹島も同様。
国際的な問題になっている島嶼・岩礁を早い者勝ちで武力行為によって
占拠し領有を叫ぶのであれば世界中は戦争で覆われる。
元々は中国の不法占拠が端を為している。同一海域で複数の国家が領有権を
主張しているこの問題は国連が関与していくべきだ。
ここで出てくるの国際司法裁判所なのだが、それも機能していない。
国際司法裁判所のあり方も問題だと思われる。加盟国であっても当事国を
司法の場に強制的に立たせることもできず、できるのはせいぜい勧告的意見。
しかし、法律的問題を直接に解決するものではないため、勧告的意見によって
示された解釈が直接に国際法となり法的な拘束力を有して国家を拘束するわけ
ではない。以前は国際的に権威のあるものとして受け止められていたが、
現在では軽くなってしまっている。
そして国連自体に力も権威もない。だいたいが国連やその関係機関が
議決したものに法的効力が無いのがおかしいし、加盟国は法的効力が
無いにしても議決を準拠しなければならないと思う。
この問題はいずれ武力的紛争に発展するだろう。
日本はこの問題に関しては第3者的立場にあるが、アラブ、アフリカからの
船舶による輸送航路に大きな問題を抱えている。
今は反中国の諸国を応援しているがフィリピンがこういう行為に出れば
また違った対応をしなければならない。フィリピンの主張を認めれば
竹島問題も韓国の主張を認めざるを得ないことになる。

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