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百田尚樹氏 対 有田芳生参議院議員(民進党)

【百田尚樹氏 対 有田芳生参議院議員(民進党)】

6月10日に一橋大学の学園祭で開催される予定だった百田尚樹氏の講演会が
中止に追い込まれた。中止の理由は警備上の問題だとされているが、
単なる講演会でそのような問題が懸念されること自体、異常な事態だ。
この件に関連して、批判を浴びているのが民進党の有田芳生参議院議員である。

有田芳生氏が中止を求める活動を支援拡散し、まさに言論弾圧していると言う
議員も現れた。
日頃ことあるごとに「言論弾圧だ」と言う人達が、自らの意に沿わないものを
躍起になって潰しにかかる。
こうした批判に対して、当の有田議員は、産経新聞の取材に対して「ネット上で
行われていた署名(運動)に共感する一人として賛同しただけです」と答え
講演中止運動に「介入」なんかしていない、と自身の立場を主張している。

有田氏が言うネット上の署名運動とは、「反レイシズム情報センター
(ARIC)」という団体が呼びかけたもの。その呼びかけの冒頭には、
「一橋大学の学園祭には差別禁止ルールをつくり、テロと差別を煽動する
百田尚樹氏に絶対差別をさせないでください。
または企画を中止してください」
と大きく書いてある。

有田議員が、この呼びかけを10万人近いフォロワーを誇る自身のツイッターで
「賛同をお願いします」という文言とともに紹介しているのは事実である。
「介入」をしたかどうかは言葉の定義によるが、少なくとも運動を広めるのに
貢献したと言われても仕方がない。

「百田氏の発言」が問題だ、と判断しているのは、あくまでもARICという
団体や、その支援者、有田氏のような共感者であって、百田氏自身も含め
「問題ない。まったく差別にはあたらない」と捉えている人も多くいる。
つまり人によって見方が分かれているにもかかわらず、「問題だ」という
意見のみを全面に出して押しつけている。

百田氏は「我々は成熟した自由な社会に生きている。言論の自由のない
共産国家で生活しているのではない。誰もが自由に発言できる社会のはずだ。
『問答無用』で発言を封じるのはやめにしようではないか」と述べている。

言葉の自由を失った国はやがて滅びる。皆が一斉に同じことを言い、
一斉に誰かを攻撃する時代も同様だ。
どこからも突っ込まれない意見や、誰からも文句の出ない考えというものは、
実は何も言っていないのと同じだ。
鋭い意見と暴論は実は紙一重なのである。

有田議員をはじめとする人たちは、「戦前に戻る」ことを真剣に心配している
ようだ。しかし、現実の日本の社会でそちらこそ空想であり、杞憂である。
この有田議員、普段からちょっと発言が極端でおかしい。
まあ、民進党ならば、こういう議員がいてもおかしくない。


コメント
name.. :記憶

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