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ちょっとした思い出

【ちょっとした思い出】

昨日、部屋の片付けをしていたら、昔の年賀ハガキが出てきた。
現役時代に女子職員からきたもので、すでに結婚し2人の子供がいる。
同じ職場になったこともなかったが、したってくれた。
現役時代の所属は金融部門が長かったが、それには新人研修、職員教育や
新商品やシステム変更のための研修会の講師も含まれていた。
当時、彼女は就職してきたばかりで、システム変更に伴う研修会に
出席していて、講師は小生だった。彼女は各店舗に配布されていた
説明会資料を持って来るのを忘れていて、資料が無くてはどうしようもなく
小生が持っていた予備の資料を貸してやった。その資料は小生自身が
勉強するために、書き込み等で汚れていたが、研修を受けるには
まっさらな資料よりよく理解できるものだった。

後日、お礼の電話と品物が届いた。品物はもう忘れたがハンカチだった
ような気がする。それから仕事上の相談を受けたり、最後はかなり
プライベートな相談を受けたりもした。

現役時代には、ある程度は女子職員に好かれていたと思う。
あくまでも勝手に思っているだけである。
ただ男性の職員と女性の職員の教育が根本的にどこが違うかは
わかっていたつもりだ。
男性にものを教えるときは「これこれを、いつまでに覚えて実行しろ」と
言うと、理解すれば嫌々でもその通りにする。
女性はそうはいかない。
女性はその教えてくれた人を見ている。物事をやり終えたとき、
仕事が上手にできたとき、そういうときに、教えた人間が自分と一緒に
喜んでくれるか、失敗したときに、一緒に泣いてくれるかをじっと見ている。
女子職員を育てるのは、例えば失敗しても単純に怒っても無駄である。
できなければ、できるまで一緒に苦しまなければならない。
何回も何回もできるまで教え、まるで汗が出て、その毛穴からほんの少しずつ、
染みこむようにして覚えていくのが女性である。

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