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朝倉市の住民説明会で

【朝倉市の住民説明会で】

かなりきつい文章です。あくまでも個人の意見です。

今回の災害で被害のあった朝倉市の杷木地区で市長が出席して
住民説明会が開催された。

その中で住民が「もっと早く避難勧告が出せなかったのか」という
質問があった。
小生は無理だと思う。
行政が完全に間違った指示を出したというのなら大きな問題だが。
例えば、避難勧告を早く出して、何事もなければ、それはそれで文句が出る。
それを出すタイミングは難しく、誰もそれを判断することはできない。
避難勧告というのは行政の強制を伴う指示では無く、あくまでも
注意を促す情報のひとつにすぎない。
例え早めに避難勧告を出しても携帯電話、有線放送、TV、ラジオ等で
知らせても、完全に全員に届く訳でも無い。
完全な予報などすることもできず、最終的には個人の判断、個人の責任になる。
住民の意見を聞いていると市がすべて悪いような言い方である。
行政のすることは、人的にも経済的にも限度がある。
しかも川の氾濫などは、いくら護岸工事を施しても無駄な部分がある。
自然の驚異を人間は完全には克服できない。
例えば、今回の豪雨に耐えうる処置を施しても、いつかそれ異常の
豪雨があって、やはり氾濫する。

ある農民から「畑も田も全滅した。家は柱も腐れ・・・。
誰が補償してくれる」という怒号が出た。
小生はこれもおかしいと思う。
畑も田も守るのは持ち主個人であり、行政は関係ない。
家も同様だ。自分が勝手にその場所に住んでいるだけである。
勝手にそこで農業をしているのである。誰が強制した訳でも無い。
何もかも行政に頼りすぎる。考えが甘すぎる。
家に1%でも危険性があれば保険を掛けておけばいい。
5年前にも、同様の被害が起きた場所である。
個人のために、また少数が住む地域のためだけに行政は、そこが
100%安全という対応ができるわけが無い。
あくまでも個人で守らなくてはならず、行政はほんの少し手伝って
くれるだけと考えたらいい。
前にもカキコしたが、自分の家も無く、畑も田も持っていない人から
見れば、持てる者の贅沢で、個人のエゴに見える。

小生は持ち家だが、もし災害にあって、家が無くなったとしても
行政に文句は言わないだろう。保険も家の評価最大まで掛けている。
例え避難勧告が遅れて何かあったとしても、自分の判断を悔やむだけだ。
実際に昭和28年の西日本水害の時には裏の崖が崩れて、井戸が
埋まったそうだ。今はコンクリートで覆われているが、それでも
完全に危険が無くなった訳では無い。
災害にあった方々は本当に気の毒だと思うが、それとこれは違うと思う。

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2017年08月12日

コメント
name.. :記憶

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