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「くまモン」の稼ぎ

【「くまモン」の稼ぎ】

「くまモン」は年間にどれぐらい稼いでいるか。
「くまモン」は2011年に地域の高速鉄道開通を広報するために作られた
黒熊のキャラクターである。熊本県はくまモンを記者会見や行事にいつも
登場させた。今でもTVでよく見受けられる。
全国の食品店を訪ね歩き、くまモンの顔が印刷された商品の包装も提案した。
「くまモン」のキャラクターを活用して作った各種記念品の販売総額は年間
1000億円以上である。
また使用許諾を簡単にしたところも注目される。

実際、小生も湯治で山鹿温泉や平山温泉に行った時の娘へのお土産は
「くまモン」のキャラクター商品が多かった。リュックや筆箱、ボールペン、
キーホルダー、携帯用備品など、娘の周りに腐るほどある。
最後は娘から違うキャラがいいと言われるほどだった。

で、何故このタイトルのカテゴリーが「韓国」かというと、

ソウル市の公式キャラクター「ヘチ」は年間で売上額が20万円弱
しかも生産は中断されている。今は ソウル市庁地下1階にある記念品店に
在庫品がまばらに残っている状態である。

2008年に20余りの候補動物に対して市民投票をした結果、ソウルを
代表するキャラクターに選ばれた。「火災や災難を払い除ける想像の動物」と
いう点が高く評価された。その後、「ヘチ」の歴史を扱ったドキュメンタリーや
「ヘチ」を主人公とするアニメーションが制作された。
バッジ・ハガキ・財布など「ヘチ」が登場する商品は231種類にのぼった。
しかし2011年の朴元淳(パク・ウォンスン)市長が当選すると状況は
変わって、デザイン総括本部は解体し、関連業務は2012年にブランド
政策課に、その後はブランド担当官室に渡った。
「ヘチ」関連の予算はなくなってしまった。
ソウル市の関係者は「2011年末から本格的にヘチを商品化しようという
計画があったが、市場が変わってうやむやになった」と話した。
現在「ヘチ」の商品化と広報は全面的に中断した状態である。

予算を投入して作ったキャラクターが消えていった事例は他の地方自治体にも
見られる。江原道原州市(ウォンジュシ)が2005年に作った「クォンドリ」
もそうだ。このキャラクターは自分を助けてくれたソンビのために頭で鐘を
打って恩返ししたキジの話、「上院寺(サンウォンサ)伝説」に由来する。
今はほとんど目に入らない。原州市の関係者は「市民がそれほど好まず、
使用を推奨していない」と。

日本でも失敗した例は多々あるが、韓国の失敗はひどすぎる。
これが日本と韓国の実力の差だ。

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