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あかし農協、残業申告に「上限」 労基署が不払い指摘

【あかし農協、残業申告に「上限」 労基署が不払い指摘】



兵庫県明石市の「あかし農業協同組合」(あかし農協)が、職員の申告する
残業時間に「上限」を設けるなどして実際の労働時間に応じた残業代を
払っていない疑いがあるとして、10月に、加古川労働基準監督署から
改善指導を受けていたことがわかった。過去2年分の未払い残業代を
支払うよう求められている。


ここの農協、札付きのようだ。以前も指摘されている。
職員が80人という極小農協である。
まあ今の段階で店舗が5つで職員が80人の農協といえば、相当、経営は
苦しいだろう。例えばATM1台設置しても3千万円程度は必要だ。
しかも時代はどんどん進み、新たな機器や施設が必要な状況である。
経営母体が大きければ体力もあってこなせるが、こういう小さな農協では
苦しいに決まっている。冗費、経費を削減して対応できなければ、
次に来るのは人件費の削減である。
ちなみに小生が勤務していた農協は職員が500人を超え、パートなどを
加えれば800人ぐらいだったと思う。合併し店舗も統廃合する前は最高で、
30店舗以上あった。それでも県下で1番目ではない。
それを考えると極小農協でよく成り立っていると思う。

またこの農協では職員の申告する時間外労働について、職場によって
「月5~10時間以内」の「上限」を設けている。
勤務簿や時間外労働の申請・報告書に記された労働時間と、防犯カメラの
記録に残った職員の出入り時刻が食い違うなどの事情が判明している。
職員が実際の残業時間を申告しようとした場合、上司が上限内に書き直し
させるなどしていたとみられる。


もちろん組織ぐるみの不当な行為であるが、他の一般企業でも普通にある
事例だ。ただ表に出ないだけのことである。表に出ないのはサービス残業に
なっているからである。
今回は相当悪質であるが、残業の申告がしにくい雰囲気が蔓延している
会社の方が普通ではないだろうか。たぶん、それでもゴリ押しして残業を
申告すれば昇級などで低く評価される。出世の為に涙をのんでサービス残業
している人も多いと思う。出世して給与や手当が上がれば元が取れると
思っているのだろう。
小生は給与は上がって欲しかったが、出世などはまったく興味が無く、
マイペースで仕事をしていたので、サービス残業などはほぼしたことが無い。
その代わり勤務評定の評価は低かっただろう。家内も出世など全然関心が
無く、給与だけが上がればいいと思っていた。
おかげで現役中でも私生活は十分に楽しむことができた。
出世はできなかったが全然後悔していない。
ノルマが厳しい時もあったが、仕事は真面目に取り組んだと思っているし、
それなりの熱意も持っていた。
しかし努力とか根性とか一生懸命とかが大嫌いなので、それも程度ものである。

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