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宮城県石巻市の表浜港の防潮堤整備

【宮城県石巻市の表浜港の防潮堤整備】



東日本大震災で被災した宮城県石巻市の表浜港の防潮堤整備について、
県は10日、現地で開いた意見交換会で、当初予定していた住民への
意向調査を行わず、計画通り海抜6メートルの防潮堤建設に着手する方針を
示した。県は出席者10人余りの意見を基に「住民の総意が得られた」と
判断した。計画を強行する県の姿勢に住民から疑問の声が出ている。


いろいろと問題もあり、住民と県との思惑の違いもあると思う。
ちょっと不思議なのが、160世帯あるみたいなので、かなりの方が
住んでいると思うのだが、出席者がたった10人ということだ。
これは住民の代表ということだろうか。それとも他の住民は県の意向を
納得したのか。はたまた県に対してもう失望しているのだろうか。

意見交換会で住民からは「津波が来るたびに被害が出るのは困る」と建設に
賛成する声と、「海抜6メートルの防潮堤では海が見えない」「住民は高さの
変更を求めている。相談に応じられないなら協議の意味はない」などの
反対意見が出た。


まずは住民同士で意見の統一を図るのが先では無いだろうか。
それがなければ県と話し合っても無駄な時間が過ぎるだけだ。
ただし、「海抜6メートルの防潮堤では海が見えない」は理解できない。
これだけの被害を受けていて、今更、景観にこだわって海が見えないは
ないだろう。ここで最優先しなければならないのは津波の被害防止である。
それに「高さの変更を求めている」と言うが、その変更に根拠はあるのか。
おそらく県は調査や過去のデータなどから、その高さを割り出して提示
しているはずだ。住民側にはそういうのは皆無と思う。
どうも住民側も感情に走っているような気がするし、客観的にものが
判断できる方がいないような気がする。

県港湾課の技術補佐は報道陣の取材に対し「事業を進める方向で総意が
得られたと感じた。アンケートによる浜の分断は避けたい」と説明。
「現計画で整備を進め、景観などの課題は個別に相談を続けたい」と話した。
小渕浜の行政区長は「県に押し切られたように感じる。これまで何のために
意見交換会を開いてきたのか」と苦言を呈した。


県の住民の総意が得られたというのは発言として解せないし、少し違うと思う。
しかし形としては県に押し切られたのかも知れないが、この問題は
住民全員が納得した結果を出すのは無理である。
どうしても納得できない方は移住するしかない。

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