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フィリピン、中国と南シナ海で合同鉱物探査を検討

【フィリピン、中国と南シナ海で合同鉱物探査を検討】



中国とフィリピンが、領有権を争う南シナ海の海域で資源開発のために合同で
鉱物探査を進める計画を検討していることが分かった。
主要な貿易航路であり有数の漁場でもある南シナ海には多大な鉱物資源が
あるとみられ、中国とフィリピン以外にもブルネイ、マレーシア、台湾、
ベトナムなどが領有権を主張している。
しかし2016年に比大統領に就任したロドリゴ・ドゥテルテ氏は、軍事的・
経済的支援を約束する中国に歩み寄るために、前大統領による主張を軽視し
裁定を顧みない姿勢を打ち出して、防衛アナリストや法律学者らに警戒感を
募らせている。
カエタノ外相は「どのようなことをするにせよ、フィリピンの法律のみならず
国連海洋法条約にも沿ったものとなる」と述べ、中国と協議するのはあくまでも
探査についてのみで、実際の開発についてではないと強調した。


フィリピンのこの大統領とその側近、馬鹿じゃないのか。
合同で協議して実際の開発に繋がらないわけがない。
何の利益も無い事に中国が参加、介入するわけがない。
あの国がそんな甘い事を考えるわけがない。
表面上は協力という形を作り、そこに関与しているという既成事実を作って、
最終的には侵略という過程が中国のやり方だ。
気がついたら中国が支配していましたという結果になるのが見え見えである。
その時に文句を言っても中国は「既成事実」と「お前の国に金を貸した
だろうが。誰のおかげで開発できたと思っているのか」と抗弁する。
小学生が考えても判ることだ。

また、現時点ではブルネイ、マレーシア、台湾、ベトナムなどが領有権を
主張していて、どこのものとも確定していない場所を探査するというのは
他の国を排除するという意図を持つ確信犯である。
それでは中国と同罪だ。
これでは、その地域を主張する他国と紛争の種をばらまくようなものだ。
いくら資金が無いと言っても、まずは中国抜きで、それらの国々と協議し
各国から資金を集めて共同体を設立して探査するべきである。
なぜ日本に言ってこない。日本であれば侵略や武力的支配の可能性も無く、
資源開発後のおこぼれを商取引として行うだけだろうに。
貧乏国は心まで貧乏になってしまったのか。

(参考)
2016年7月12日、南シナ海の領有権をめぐってフィリピンが中国を
提訴した裁判で、オランダ・ハーグにある常設仲裁裁判所は、中国には同海域の
島々に対する「歴史的権利」を主張する法的根拠はないとする裁定を下した。
同裁判所は、中国が南シナ海での領有権を主張するために独自に設定している
境界である「九段線」の内側の海域について「中国が歴史的権利を主張する
法的根拠はないと結論付けた」と述べ、「中国はフィリピンの主権を犯して
いる」とした。


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