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木や草花について

【木や草花について】

と言っても普通のものではなく毒のあるものを
書いていきたいと思います。
曼珠沙華やトリカブトに毒があるのはよく知られて
いますが、ほかにも身近な木や草にも毒を持っている
ものがあります。

福寿草(正月の縁起の良い花ですが)
根には強心作用、利尿作用があり民間薬として使われることがあります。
しかし、毒性(副作用)も強く素人の利用は死に至る危険な行為です。
薬理作用、毒性共にアドニンという成分によるものと考えられている。
地面から芽を出したばかりの頃は、フキノトウと間違えて食べ、
中毒を起こすことがあります。

夾竹桃(夏を代表する樹木で排気ガスなどに強い)
キョウチクトウは優れた園芸植物ですが強い経口毒性があり、
野外活動の際に調理に用いたり、家畜が食べたりしないよう
注意が必要でです。花、葉、枝、根、果実すべての部分と、
周辺の土壌にも毒性があります。生木を燃した煙も毒です。
腐葉土にしても1年間は毒性が残るため、腐葉土にする際にも
注意を要します。
(中毒事例)
枝を箸代わりに利用し、中毒した例があります。
フランスでキョウチクトウの枝を串焼きの串に利用して死亡者が
出た例があります。
1980年に、千葉県の農場で牛に与える飼料の中にキョウチクトウの
葉が混入する事故があり、この飼料を食べた乳牛20頭が中毒をおこし、
そのうちの9頭が死亡しました。混入した量は、牛1頭あたり
乾いたキョウチクトウの葉約0.5g程度だったということです。

スズラン
強心配糖体のコンバラトキシン、コンバラマリン、コンバロシドなどを
含む有毒植物です。有毒物質は全草に持つが、特に花や根に多く
含まれます。摂取した場合、嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、
心臓麻痺などの症状を起こし、重症の場合は死に至ることがあります。
北海道などで山菜として珍重されるギョウジャニンニクと外見が
似ていることもあり、誤って摂取し中毒症状を起こす例が見られます。
スズランを活けた水を飲んでも中毒を起こすことがあり、これらを
誤飲して死亡した例もあります。

紫陽花(あじさい)
アジサイ属(広義アジサイ)の一部の種では、ウシ、ヤギ、人などが
摂食したことによる中毒事例が報告されています。症状は過呼吸、
興奮、ふらつき歩行、痙攣、麻痺などを経て死亡する場合もあります。
1920年にアメリカでアジサイの1種アメリカノリノキ によるウシと
ウマでの中毒について、下痢・体温上昇・呼吸数と心拍数の増加・
骨格筋の強い収縮・足を突っ張って飛び上がるなどの症状が
見られましたが、対症療法により回復したと報告されています。
日本では2008年6月に、料理の飾りに使われたアジサイの葉を
摂食した客が中毒する事故が発生し、嘔吐・めまい・顔面紅潮の
症状を示しました。

ユリ科
ネギ属やユリ、チューリップなど、地下に鱗茎・球根が発達するものが
多いのですがが、形態的には様々で、つる性のものや、葉が退化して
茎が葉のようになったもの(アスパラガスなど)もあります。
チューリップやヒヤシンスなどの園芸植物が親しまれています。
毒を持つものが多く、人にとっては野菜であるネギ属も犬や猫などに
とっては危険な毒草となります。

このほかにも、知っての通り、銀杏梅の実
じゃがいもなども有毒です。
じゃがいもの芽は有毒ですが捨てずに育てましょう。
アパートやマンション暮らしの方も深めのプランターがあればOKです。
プランターを買ってまでと言われる方は、例えばカップ麺の空き容器などを
使って自作のプランターができます。これは特に「ねぎ」「三ツ葉」などや
ハーブを植えて食卓を飾ることもできます。(趣味と実益)
「ねぎ」や「三ツ葉」の根を捨てないでください。出荷農家には悪いけど
これも地球環境の改善のひとつと思っています。
みなさん、お気をつけ下さい。

| 12:00 | 未分類
コメント
name.. :記憶

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