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最近読んだ本NO.2

【最近読んだ本NO.2】

集英社が昭和41年に配本した漢詩大系の第21巻「高靑邱」。
高靑邱は1336年誕生(元の至元2年)、1374年没の
詩人で、明の太祖朱元璋に殺されました。
(元が滅んだのは日本遠征の失敗、将軍らの離反、漢族の不満等
 さまざまな原因があると考えられています)
泗州安徽省の貧農の生まれで、17歳のとき大飢饉のうえ
流行病で父母を亡くし、地主が承諾しないので葬る土地も無く
棺桶も整えられませんでした。
かわいそうに思う人がいて僅かの土地を恵んでくれたので、
屍体を古スカートの包んで埋めました。旱魃、蝗害が続き
兄弟相談の上、一家離散し寺に入って僧侶になりました。
それも2ヶ月で追い出され雲水となって河南地方を托鉢します。
21歳の時に故郷に帰り25歳で還俗し、ある群雄のもとに参じ
頭角をあらわすことになりました。しかし、その後、明国皇帝と
なった朱元璋により冤罪をかけられ腰斬の刑に処せられました。
彼は幾多の残忍な所行にもかかわらず、中国では後世まで
祖国の奪還者として尊敬されています。(民族感情として
元、清、明等はお互いに受け入れられない)

高啓、字は季迪(きてき)、号を靑邱(せいきゅう)または
槎軒(さけん)。父は一元(いちげん)、兄は咨(し)、
高靑邱は次男。姉が一人いてかなり年上だったようです。
その家系はもと渤海の出だといわれ、代々汴京(べんけい)に
いましたが天子の御車に従って臨安に来て、後に呉に入って
呉人となりました。

近所に同級生がいて古書店をやっています。時々ふらりと寄って
面白そうな本があれば購入するし、欲しい本があれば探して
もらいます。よほどの珍品でなければ手に入るらしく非常に
重宝させていただいています。
(古書の全国ネットワークはすごいらしい)

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コメント
name.. :記憶

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