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キッズウイーク「どこの国の話?」政府構想に反発多数

【キッズウイーク「どこの国の話?」政府構想に反発多数】

政府は「働き方改革」とともに、実は「休み方改革」も掲げている。
後者は「プレミアムフライデー」(プレ金)が浸透せず苦戦するなか、
公立学校の長期休みを別の月に振り替え、大型連休を導入する
「キッズウイーク」構想が新たに浮上した。家族で過ごす時間を増やし、
地域振興にもつなげようと狙う。しかし、公表直後から激しいが起こっている。

キッズウイークは、自治体教委の判断で公立学校の長期休暇を5日短くし、
代わりに別の月の月曜~金曜を休みにして、前後の土日と合わせて
9連休とすることが想定されてる。

小売業界などは一般人が休みの時こそ忙しい。子供を持つの人間だけが
休めるとなれば反発が起きる。
もともと休みが取れないこと自体が問題であって、
そちらを優先して解決しなければ普及するはずがない。
子育てをする同僚が休めば、子のいない人にしわ寄せが来る。
子供がいる人だけに9連休など限りなく無理な話である。
第一、子供が休みになっても親が休めるとは限らない。ただでさえ有給休暇
でさえ消化できない日本の会社でこれが実現できるとはとうてい思えない。
また休みが増えれば非正規従業員や自営業者は収入減に直結する
つまりこれは人員過剰な大手企業と公務員だけの話になってしまう。

ヤフーのサイト上でのアンケートでも、回答者約14万人のうち
反対は約64%に上り、賛成は2割程度である。
子育てを聖域にするのではなく、休みが取れる企業、社会を形作るほうが
先決問題である。
有給休暇は本来、子の有無にかかわらず取るべきものであって、
キッズウイークについての政府の発表は、子育て中の家庭のみが有休取得を
取るべきだとの誤った印象を与えるし、発表の仕方に問題がある

実施されれば第二のプレ金になることは間違いない。
午後3時に仕事を切り上げて飲食や買い物を楽しもうというアイデアだが、
その対応として営業開始時間を早めた飲食店はどこも閑古鳥が鳴く始末で
人件費も光熱費も採算割れで、もう元に戻す店も現れている。

どれもアイデア自体は悪くはない。しかし現実の社会構造に照らすと、
まったく合ってない無理なアイデアの押しつけだ。
まずはそちらから改革するのが正道だろう。

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2017年06月04日

コメント
name.. :記憶

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