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消えた「ホタルの里」

【消えた「ホタルの里」】

少し時期が違ってしまったが。

群馬県みどり市にあるホタルの飛び交うスポットとして知られた
公園だったが、今は草が伸び放題になってしまっている。
豪雨の影響で横倒しになった柵。さらにトイレの前にある目隠しは
朽ち果てている。20年前に設置された長尾根ほたるの里公園。
以前は毎年、ホタルの観察会が行われ、たくさんの家族連れなどでにぎわった。
地元住民らの提案で始まったホタルの観察会。ホタルを飼育するなどしていた。
ホタルの観察会を主催し、管理・運営をしていた住民らが高齢化を理由に市と
相談し、撤退。それから今の状態になってしまった。


小生の自宅のある北九州市はホタルを見ることができる河川が多い。
全国的に、そう有名ではないが、どこそこでホタル祭りが開催されている。
小生宅の近くでも歩いて見に行ける場所(川)が3カ所もある。
わざわざ見に行かなくても買い物の行き帰りに見ることができる。
もちろん川は地域住民や小学生が定期的に清掃している。
それに農薬の川に流れる量が減ったのも影響が大きいだろう。
ホタルは餌が限られているため、どこでも育つという訳にはいかない。
それほど田舎でもない場所(北九州市のど真ん中に位置する)で
ホタルを気軽に見ることができるのは幸せだろうと思う。
もっとも、いつもそう気にして見ることもないが。あ~ホタルが飛んでる
ぐらいの感覚しか無い。

地域の高齢化がいろいろな現象を引き起こす。この記事の公園もその
一部だろう。北九州市は平地が少なく、山の上まで家が建っている。
若い頃にそういう所に家を建てた人が高齢になって苦労している。
病院や買い物が不便だ。近くのタクシー会社が高齢者向けに循環バスを
運営している。小さなバスが朝晩何回か運行している。昔はあった
店やスーパーも大型店に集約されて数が減り、遠くへ移っている。
若いうちは車を運転して少々遠くても関係なかったが、高齢になると
大変である。車の運転ができるうちはいいが、子供が独立して高齢の
夫婦2人で運転もできなくなると生活が成り立たなくなる。
少子化でもらう年金は減り、給付年齢はどんどん先送りになっていく
時代に根本的な対策も採られていない。

国民医療費は9年連続で過去最高となっている。今後、これが逆転する
見込みも無い。少子化対策より、高齢者対策の方が費用は安くて済む。
たしかに高齢者は増え続けるが、ある割合で死亡もしていく。
子供は成人するまで月日がかかる。

小生は子供を3人育てたが、少しはお国のために役立ったのかもしれない。

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