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観光パスポート、9割売れ残り 北九州市が試験販売

【観光パスポート、9割売れ残り 北九州市が試験販売】



北九州市が7~10月、試験的に発行した文化・観光施設を割安で見学できる
周遊パスポートが、発行数の9割超に当たる5千冊以上も売れ残っていたことが
分かった。販売数は1割にも満たない376冊にとどまった。
2020年の東京五輪を見据え、「文化都市」をアピールしようと17年度
目玉事業として取り組んだが、今後の本格導入に暗雲が垂れこめた格好だ。

パスポートは、市が運営する漫画ミュージアムや小倉城、松本清張記念館など
6施設で提示すれば、それぞれ200~500円(一般)の入館料や常設展の
観覧料が無料になる。

市は本年度予算に事業費300万円を計上。有効期間1日の1日パスポート
(800円)5千冊と、3日間有効な3日パスポート(1300円)
500冊を発行した。日本語と英語を併記し、外国人観光客の取り込みも
狙ったが、売れたのは1日券352冊、3日券24冊だった。


北九州市に住んでいる人間として情けない。
売れなかったのが情けないのではなく、売れないような企画をした行政が
情けないのである。
まさにお役所仕事の見本。
300万円の事業費は何人分の税金だろうか。
どうせ誰も責任を取らないのだろう。

決して悪い企画では無い。しかし行政には人集めのノウハウが無いし、
費用対効果の考えも薄く、責任はまったく取らなくて済むという、
どこな安穏とした考えがある。

しかし、まずはPR不足。小生もちらっと聞いたような気がするという
程度で市民にも全然浸透していない。

次に誰に焦点を当てているのかが不鮮明。
1日とか3日とかの有効期間では購入するのを躊躇ってしまう。
なぜ1週間とか1ヶ月とか1年とかにしなかったのだろうか。
できるだけ多くの販売を目指すならば、まず有効期間を考慮するべきだろう。
何回、訪れても施設が極端に痛んだり減ったりするわけでも無い。
値段を下げても多数売れたほうが勝ちである。
1週間が500円、1ヶ月が1000円、1年が2000円ぐらいが
妥当と思う。

観光施設は、とにかく人が来なければ話にならない。
来れば施設への交通機関や駐車場の利用も増え、施設の売店の売り上げも伸び、
近辺の商業施設や飲食店等も活性化する。
1日や3日では小生も購入しない。

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2017年12月11日

コメント
name.. :記憶

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