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イオンの葬式に措置命令

【イオンの葬式に措置命令】



新聞広告に「追加料金不要」と掲載しながら実際には別料金が掛かるケースが
あったとして、消費者庁は22日、イオングループの葬儀会社「イオンライフ」
に対し、景品表示法違反(有利誤認)で再発防止を求める措置命令を出した。

消費者庁によると、同社は3~5月、全国紙3紙計400万部に「イオンのお葬式」
との名称で広告を掲載。税込みで19万8000円、34万8000円、
49万8000円の三つの料金プランを提示し、「追加料金不要」と記載した。
しかし、全体の4割ほどで追加料金が発生し、苦情が寄せられていた


これはもう、ぼったくりか詐欺の状態。
大手の企業であるイオンがこれじゃあ日本の企業の先行きは暗い。
それで無くても自動車製造業などで不正が多発したばかり。
日本の企業はどうしたのだろう。どこで路線を間違えたのだろうか。

こんなジョークがある。

アメリカがロシアと中国と日本に部品を頼んだ。 
歩留まりをよくするために不良品は千分の一以下にすることを告げた。

ロシア:それは無理です。そこまですると納入期限に間に合いません。
中 国:ちょっと待って下さい。今、作成書のコピーを盗んでいるところです。
日 本:順調に進んでいますが、足りない物があります。不良品の
    製造作成書を送って下さい。そうでないと不良品を製造できません。
 
こういうジョークが真剣に世界で通用するのが日本だった。
それが今や夢の中の出来事のようになりつつある。

ところで葬儀だが、これほど料金が曖昧でわからないものは無い。
つまり基準がないのだ。例えば初めて葬儀を行う方は、提示された値段が
高いか安いかもわからず、過去の他人の葬儀を思い出して、それなりの
格好をつけようとする。そうすると葬儀社の言いなりで、とんでもない
高いものになってしまう。
小生の場合だと親父の葬儀は250万円かかった。それで同じ葬儀社で
お袋の時は180万円。少々削っただけで、これぐらい差が出てくる。

で、小生が実際に経験した葬儀の実態は以下のとおりである。
なお小生の勤務していたJAは葬儀社と提携していて割り引きもあり、
葬儀社の幹部の方に見知っている方もいるが、それでもこれである。

葬儀の式場で来られた方に葬儀社の人間が、親切ごかしにに珈琲や
ジュースを勧める。ところがこれも1杯いくらですべて料金に含まれる。
控えの間にお手伝いに葬儀社の人間が来て、湯飲みなどを洗ったり、
テーブルを拭いたりしてくれる。これもすべて料金が掛かるし、その料金が
1人1日1万5000円だったりして超高い。
そんなの親戚のオバさんがするからいらないと言っても、何のかんのと
言って押しつけてくる。

葬儀場の祭壇も使い回しのはずで、言うならば中古品。
それでも何年経っても料金は変わらない。しかも、これ位になると
格好が付きますよと言って上から2番目あたりを勧めてくる。
何百回も使用したものが新品と同じ値段で出されるのは葬儀社の備品
ぐらいのものだろう。(結婚式の場合もこれは多々ある)

今は病院が遺体を拭いてある程度は清めてくれるところも多い。
それを葬具場に運んだら、また湯灌を勧められる。まるで葬儀のセットに
なっているように感じるが、これも別料金で、しかも10万円程度もかかる。
棺桶にしたってどうせ焼くのに高い物を勧められる。

料理は普通は「おとき」と言って葬儀前は精進物が出てくる。
葬儀の後は「精進あげ」といって普通に宴会で出てくるような料理になる。
これがどこかの店と提携しているのだろうが、居酒屋の忘年会の
セットメニューの方がよっぽどましと思うほどで、しかも料金が高い。

親父の時は七曜でいう友引と重なって葬儀場で2泊したが、小生の親族は
アルコールを好む人間が多いが、冷蔵庫からビールをどんどん持ち出して
飲んでいた。その料金表を見て驚いた。高い、高いのである。
あわてて息子とお酒のディスカウントショップに行って同じ銘柄のビールを
買って冷蔵庫に返しておいた。

葬儀を行う場合、絶対に経験者と一緒に内容を決めた方がいい。
無駄と思われる部分は強行にいらないと主張し、ある程度、見栄は
捨てた方がいい。どうせ死んだ人間には何もわからないのだ。
ただ儀式として、また生前の恩を思って、それなりにすればいい。
掛ける費用はなるべく安い方がいいに決まっている。
ちなみに小生も家内も葬式はするなと子供達に言っている。
それでも火葬や役所の手続きなどは不慣れだろうから、それだけを
してくれる葬儀社があって、それなら12万円で済む。
あとは遺骨は小生は納骨堂があるし、家内は実家の納骨堂に入りたいと
言っているので、お墓の費用はかからないはずだ。
勝手に遺骨を持っていって置いてくればいい。お経も何もいらない。
なにしろ小生も家内も無神論、無宗教なのだから。

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2017年12月27日
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