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「諫早湾干拓」堤防閉め切りが影響 

【「諫早湾干拓」堤防閉め切りが影響 】



海水中の酸素濃度が極端に減り、二枚貝などが死滅する原因となる有明海奥部
での貧酸素化について、佐賀大と九州大の研究グループが、国営諫早湾干拓事業
の影響で貧酸素化が進んだとの研究成果を発表した。潮受け堤防閉め切りで
島原半島沿岸の潮流が弱まったため、外海からの水が入り込みやすくなり、
佐賀県西部の有明海奥部で貧酸素化していると指摘した。

諫早湾干拓事業を巡る訴訟で、国は堤防閉め切りと有明海奥部の漁業不振との
因果関係を否定しているなか、貧酸素化との関連を指摘した今回の研究結果に
注目が集まりそうだ。


これは農民と漁民の争いだった。
干拓で農地が増える農民、漁獲高が減少する漁民の対立である。
今回の結果をどうせ国は素直に評価せずに何のかんのと言い出すのだろう。
そもそもが事前調査が不足だったし、調査そのものが漁業に与える影響を
現代の科学では計測不可能だった。
計測不可能ということは実行してはならないということである。
それを強行してしまった。
これはどう見ても漁民の勝ちである。
今後、裁判で漁民が勝って堤防を開けることになるのは、いつの事だろう。
おそらく裁判に勝利しても何十年も先になるだろう。

しかし思うに知識不足であるが、干拓をしたような海辺の土地で何が
栽培できるのだろうか。米はまず美味しくない。美味しい米ができるのは
山つきで水がきれいな場所が1番のはずだ。どんよりと濁った水が
溜まって、しかも潮風が吹き付けるような所で美味しい米は採れない。

この裁判がどういう展開をして結果がどうなるのかわからないが、
少なくとも国は意地を張らず研究者の成果を真摯に受け止めるべきだと思う。

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2018年02月23日

コメント
name.. :記憶

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