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示談

【示談】

次男の事故からすでに3ヶ月を経過した。
一昨日が息子の百箇日だった。
なぜ示談がこれまでできなかったかと言うと警察の公式な発表(判断)が
出ないためである。当初から1,2ヶ月はかかりますと言われたが、
こんなに遅くなるとは思っていなかった。
事故状況報告書というのがあって、これは警察が発表するのかと思っていたら
加害者が自賠責を請求するときに提出する書類だった。
なにせ初めての事態で判らない事ばかりである。
警察は捜査に関する報告をまとめ検察庁へ送付し、そこで検察庁が内容を
吟味し、当事者(おとんとおかん)に呼び出しが掛かる。
そこで異議があれば申し立てができる。異議がなければそれで確定する。
これが確定しないと示談の最終的な合意はできない。
この警察発表が示談の中で過失割合などの基本となるからである。

で、とりあえず報告書を書いた刑事部長に明日会うことにした。
事故の状況を警察ではどのように判断しているのかを話して貰うつもりである。
もっとも話してくれるかどうかはわからない。
しかし、おとんやおかんはまったく事故の状況がわからなく、これでは
示談ができない。警察の正式発表を待つまでも無く、ある程度の話し合いは
保険会社と持つつもりだ。
示談は正式には法律用語では「和解契約」というのだそうだ。

とりあえず相手保険会社と話して相手の言い分を聞いて、それを農協の
相談員に話して弁護士へと繋げる予定である。
こちらは遺失利益や慰謝料の額などまるで判らない。
やはり弁護士に介入して貰う方が無難である。難点は弁護士費用が
掛かることと相手によっては長期化する可能性があることだそうだ。
息子の入っていた自動車保険は弁護士費用特約が付いていて、
300万円まで保険が費用をカバーしてくれるので、その心配は無い。

ちなみに示談金をNETでちょっと調べてみた。
33歳の全国平均給与は月39万8千円。(賃金センサスより)
労働可能年齢は67歳。(厚生労働省)
33歳のライプニッツ係数は16.0025。
生活費控除率は独身男性は50%。
収入✕(1-生活費控除率)✕ライプニッツ係数が数式で、これで計算すると、
3821万円。これが遺失利益。慰謝料が最低で2250万円。
合計で6071万円。これはあくまでも計算上の話である。

これに双方の過失割合が加味される。
次男は横断歩道の無い所を歩いていた。
相手タクシーは前方不注意(脇見、居眠り、飲酒などはわからない)。
相手タクシーはスピード違反(と思われる)。
ブレーキ痕が全く無い。
事故直後の運転手の話ではぶつかって初めて気づいた。
(事故現場は見通しの良い直線道路)
相手運転手は運転に関してはプロ(素人ではない)。
相手運転手は77歳という高齢(2種免許取得の適正があるのか)。
相手タクシー会社の労働時間等に問題は無かったのか。
相手タクシー会社の安全教育はきちんと実施されていたのか。

あと感情的なこととして、葬儀の直後、相手タクシーの社長が我が家に
来たが、線香をあげることもなく、参ることもなく、ただ謝って、
保険会社の名前をつげて帰った。
普通、一般常識として「線香を上げさせて下さい」とか
「お参りさせて下さい」とかが最初に言う言葉だろうと思う。
タクシー会社の社長ならばこういう事は過去に散々経験していると思うのだが。
その後は、タクシー会社関係の人は連絡も無く、誰も来ない。
保険会社に任せればそれですべて終わったと思っているのだろうか。
もし、小生ならば49日とか、まず電話の一本ぐらいは入れると思う。

と、いろいろあるが、あくまでもこれは現時点でのおとんの推測で、
(すでに判明している事実もある)
警察が掴んでいる事故状況を聞けば判明する部分も多いと思う。
別に1円でも多く貰おうとかは考えていないが、提示された金額が
33歳で逝った息子の命の値段なのである。
いくら相手を怒っても、罵っても息子は生き返らない。
示談金という方法でしか解決が無い。早く終えたいというのが本音である。
10日に警察に言って話を聞くが、それからいよいよ始まりという感じだ。

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