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鄭元和(ていげんか)の故事

【鄭元和(ていげんか)の故事】

鄭元和の故事は唐代小説「李娃伝」(りあでん)に発して、
のちさまざまな形でひろく一般に流布した物語です。
鄭元和は刺史(地方官)の一人息子として育ち、学才あって
大いにその将来を嘱望され、多額の金を持って都の長安に
遊学します。そこで名妓李娃と知り合い、遊学資金をことごとく
いれあげて相愛の仲になりますが、やりて婆は無一文になった
鄭元和をきらって李娃をかくしてしまい、鄭元和は路頭に
まよう身になってしまいます。のち、都に出てきた父にふとした
ことで見つけられて、きびしく打たれたあげく、父からも
見捨てられて乞食の境涯に落ちてしまいます。ある大雪の日、
飢えと寒さに迫られながら物乞いをしていた鄭元和は、
思いがけなく李娃と再会します。李娃は憐れんで着ていた着物を
脱いで着せかけ家にひきいれます。金を目当てのやりて婆は
鄭元和を追い出そうとしますが、李娃はどうしてもはなさず、
ついに夫婦となって鄭元和に金をみつぎ、官史登用試験を
受けさせます。やがて鄭元和は抜群の成績で合格し、しだいに
栄達をとげ、李娃は研国夫人に封じられて、その徳をたたえらえた
という話です。

ま~何て言うことはないと言えばそうなんですが・・・。

| 06:00 | 未分類
コメント
name.. :記憶

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