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介護離職ゼロ

【介護離職ゼロ】 

安倍首相は、先の自民党総裁選の公約で掲げた「介護離職ゼロ」の実現に向け、
特別養護老人ホーム(特養)の大幅な整備に乗り出す方針を固めました。
全面的に介護が必要な入所待機者を、2020年代初めまでに解消することを
目標に掲げています。
特養の入所待機者は、13年度で全国に約52万人います。このうち、身の
回りの世話が一人ではできず、自宅で待機している「要介護3」以上の
約15万人をゼロにすることを目標としています。

離職うんぬんは別として介護は本当に大変です。
小生も親父が8年間程度、お袋は脳梗塞で倒れて25年(完全に介護が
必要な寝たきりになったのは6年間)程度、自宅や病院、老健で介護を
しました。病院や老健はもちろん職員の方が食事等の介護ををしてくれますが
洗濯物を捕りに行ったり、病院や老健の先生の話では、できるだけ来て下さい
とのことで、毎日、家族の誰かが行っていました。息子2人は学校があるし、
娘はまだ幼い時で、家内か小生のどちらかが行っていました。
娘は幼稚園入園前からずっと毎日病院通いをしたことになりました。
当時はワンボックスと軽の2台の車を持っていましたので、足には
困りませんでした。しかし、病院も老健も費用はかなりかかり、それに
加えて、両親が欲しがるお菓子なども購入して持って行きましたので、
親の年金でぎりぎりというところでした。親父の軍人恩給も含めてです。
お袋の時は完全に足りませんでした。
人よりもいち早く携帯を持つようになったのも、介護が一要因です。
介護と言いうことを抜きにしても病院を訪れるというのは、そうそう気分の
良いものではありません。また病室には他の入院患者の方も当然
いらっしゃるので気も使います。両親が重なって介護を必要とするような
状態であったならば離職もあり得たかも知れません。
それでも15年近くにわたる介護には疲れました。
家族全員で旅行に行くこともできず、両親が死んで初めて年末年始に旅行に
行きました。特老は当時申し込んで早くて3年、長ければ5年以上
待たなくては入れない状態でしたが、現在もそれほど変わっていないと
思います。今回の自宅で待機している15万人の方が入ることができれば
本人はもちろん、家族もそうとう楽になると思います。ぜひ実現して
欲しいものです。それによる経済効果もあると思います。
まず、そこで働く人の雇用が発生するし、介護を軽減された家族は仕事が
出来るわけですから、所得も増え、税収も上がります。
15万人分の特老の建設ということになれば、建設会社、備品の製造元、
備品を納入する業者等々、計り知れない企業が潤います。変なオリンピックの
ゲートに無駄なお金をかけるより、こういう所にしっかりと税金を
使って欲しいものです。

もう一つの問題はは少子化対策です。これは税収の減少、年金負担者の減少と
いろいろな面で大きく関わっており、ひいては年金問題にも繋がっています。
これも同時に早急な対策が望まれます。

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