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かしわ飯と包丁

【かしわ飯と包丁】

かしわ飯を作ろうと思って鶏肉や野菜を切った。
かしわ飯はみんな(小生、家内、犬2匹、猫1匹)の大好物で、
10日に1回ぐらい作る。鶏肉とゴボウ、椎茸、そのときあるキノコ
(今回はシメジ)、人参、醤油、味醂、酒、白だし、砂糖、塩、
摺り下ろし生姜、胡麻油、そのときある練り物(今回は角天)が材料である。
調味料はいつも目分量で、NETのレシピどおりに作ったら、一度ひどく
塩辛いのができたので塩は少なめにして、足りない場合は炊きあがって
追加する。普段は3合しか炊かないが、かしわ飯のときは5合炊く。

で、その後で包丁を研いでいて指を切った。情けない。
若い頃はこういう事はなかった。いくら気をつけていても、
どこか注意散漫になる。これが耄碌ということかとしみじみ思う。
越えることができると思っている物に躓くのも耄碌だろう。

で、包丁だが、我が家には現役の包丁が7本ある。
その中で、よく切れるのは人吉市で購入した鉄だけの「正光」、6千円也。
人吉で有名な鍛冶蔵で購入し、その場で名入れしてもらった。
長男の嫁にもお土産に買って帰った。
娘用に名入れしてもらったが、なにせ肝心の娘がいないので、
ときどき使って研いでいる。(ちゃんと砥石で)
誰に教わった訳でもないが、たぶん親父の見よう見まねで覚えたのだろう。
砥石も粗、中、仕上げと3種類ある。普通に研ぐのに使うのは仕上げ用。

次に切れるのは、登録商標「さくさく」という本割込(DP処理)。
しかし本割込もDP処理も知らなかった。確かに鋼を鉄と鉄で挟んである。
この包丁は存在を知らず、見つけたときは、かなり錆びていた。
3日間ほど研いで錆を落として使えるようになった。

参考:割込

「本焼き(全鋼)」は単一の鋼材でつくられており、
「割込み(合わせ)」は軟鉄と鋼を張り合わせてつくられている。
割り込みには両刃と片刃がある。
ステンレス包丁は、鋼とステンレスを張り合わせている。
ステンレスでも研げる物もある。

参考:DP処理

割込み包丁は、一般に両側に低炭素量の焼きが入らず錆びにくいステンレスを
使用し、中央には高炭素量の焼きが入る鋼(ステンレス鋼の場合も有ります)を
使用している。
焼入れの際、その境目で高炭素量の鋼の中の炭素が、低炭素量のステンレス層に
移動する現象が起きる。炭素が減った所は、焼きが甘くなり、炭素が増えた
所に若干焼きが入ってしまう。この現象で、サビ易さ、切れ味低下を招くことに
なる。
高級材料の場合、この現象を防止する為に、境目に炭素の移動を妨げる特殊な
処理を行っています。この処理をDP処理という。

あと、刃の部分がギザギザになっている研がなくていい包丁が2本。
これは野菜を切るのは、とりあえず切れる。しかし皮むきや魚、肉などは
まったく切れない。鶏の皮などグニュグニュするだけで、まったく切れない。
もっぱら家内が使用している。料理が下手な人に最適だ。
なにせ切れないので怪我もしない。

それからごく普通の小さな果物ナイフ。
そして出刃包丁。これは「旬 関孫六」というステンレス製。
これはステンレスだけど切れる。ただ惜しいかな、先がちょっと欠けている。
あち1本は名無しのステンレス製で、これはペット用として使っている。

切れる包丁で切ると力がいらない。刃を当てただけでスッと入っていく。
キャベツの千切りやトマトスライスなど、面白いように切れる。
包丁は1週間に1回ぐらい研ぎ、使用すれば必ずすぐに洗って拭く。
水分を刃につけたまましなければ錆は出にくい。

包丁

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