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シカ駆除数水増し、補助金不正受給多発

【シカ駆除数水増し、補助金不正受給多発】

情けない話だが、問題は深い。
まず猟銃による駆除は、ほとんど地元の猟友会が行うが、最近は
会員が減っているし、高齢化がここでも深刻な問題になっている。
また、駆除に伴う手間、費用に比べて、得られる金額が低い。
小生の叔父も猟友会に入って鹿や猪の駆除を行っていたが、
鹿は肉も安く、玉代にもならないので主に罠で獲ると言っていた。
こういう所にも原因がある。

宅地の増加による森林伐採などで住宅地に出てくる鹿が増加しているが、
鹿が極端に増加すると森は死んでしまう。鹿は冬季は餌が無いために、
樹木の樹皮まで剥いで、すべて食べてしまう。そうなると木は枯れ死する。
見た目は可愛い鹿だが、とてつもない厄介者である。
また猪肉は鹿肉より高額で取引されるし、一頭から採れる肉に量も多い。
駆除する側から言えば猪の方が分がいい。
叔父は熊本県と宮崎県の境ぐらいに住んでいたが、遠くは山口県まで
呼ばれて行くこともあった。それほど現在は人員が不足している。
駆除を本格的に考えるならば人員の育成や助成金の見直しをしなければ
いつまで経っても、まっとうな駆除はできない。
農作物や森林の被害額に比べれば、助成金をもっと上げても割に合うはずだ。
また電気柵での対策は進入を防止するだけで本当の駆除とはならないし、
その費用も馬鹿にならない。

ちなみに小生は猪肉も鹿肉も大好物である。
その中でも猪肉は塩焼き、鹿肉は刺身が一番好きだ。
ジビエ料理などの普及に努めるのも一つの方法である。

リンク:ジビエ ジビエ

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