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「はれのひ」被害

【「はれのひ」被害】



横浜市の貸衣装会社「はれのひ」が突然、業務を停止し、振り袖を着られない
新成人が相次いだ問題で、各地の警察への相談は、これまでにおよそ740件に
上った。また、横浜市や八王子市などの消費生活センターにも430件以上の
相談が寄せられていて、被害総額は1億3000万円を超えた。


被害に遭って晴れ着も無く、成人式に出られなかった方々は本当に
かわいそうで気の毒だった。晴れ着が無いから出られないと言うのは
おかしいという方もいるが、それもそうだが、やはり周りが晴れ着で
自分だけが普段着じゃ出る気にはならないだろう。
ある地域では、もう一度成人式を行おうという運動が出ているらしいが、
なるほどいいアイデアである。なにしろ一生に一度のことだ。
お金のことは抜きにしても、いい思い出は作って欲しいものである。

それにしてもこれは黒に限りなく近い灰色の詐欺だ。
社長は海外に逃げたという噂もある。
会社は従業員の給与も支払っていなかったという。
おそらく債権も多大にあって、従業員の未払い分の給与を考えれば、
この被害額が帰ってくることは無いだろう。
そういう会社が営業を続けていたのが第1の問題だ。
1億3000万円の被害額は関連団体、業界で補填すべきだと思う。
そうしなければ結局、信用を無くして自分達の馘を絞めることになる。
第2にそもそもが高額な取引なのだから、保険を完備するとかの対策が
必要ではなかったのか。
例えば旅行業は保険がある。(もっとも微々たるものではあるが)
現在の保険は某旅行会社の倒産で少しは改善されたがまだまだだ。
1社が毎年定額の保険掛け金を支払うというのではなく、純利益の何%を
負担するといった方がいいと思うのだが。
第3に、あまり詳しくは知らないが、こういう会社には監査というのは
無いのだろうか。例えば行政や業界団体がそういう監査機関を持っていて、
抜き打ち的に監査を実施するような体制が必要なのではないか。
株式会社だから監査役もいるはずだし、定期的に内部で監査は行って
いるのだろうが、内部の監査では駄目だ。
外部からの峻烈な監査が行われていれば被害は少なくて済んだのではないか。

またこれに絡んでいい話も出ている。
このクズ会社(もっとも一部の上層部の責任だろうが)はどうしようもないが、
まだまだ日本人も捨てたものじゃないと思われた。

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2018年01月14日
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