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これでいいのだろうか。

【これでいいのだろうか】

北海道の初夏到来を告げる夕張メロンの初競りで、150万円(1箱2玉)で
落札されました。
もちろん、ご祝儀込みでしょうし、一般庶民には関係ない話です。
どこぞやの高級料亭で1切れうん十万円で出されるのかもしれません。
元JA職員としては、農家の収益を考えると嬉しくも思いますが、
本当にこれでいいのでしょうか。
1年間働いて同等のお金しか稼げない人もいます。
どう考えてもメロンが1玉75万円もするわけがありません。
江戸時代、庶民は初鰹を超高値でも求めたと言われますが、やっぱり
いまだにその血筋は続いているようです。
流通と中間搾取を考えると農家の手取りは増え、庶民はもっと安価に
農産物は手に入るはずです。もちろんJAも中間搾取のような形に
なっていますが、流通や価格安定に貢献しています。
まず色の悪い物、形の悪い物を流通させるべきだと思います。
これは形が悪い物は箱詰めの際に無駄なスペースができるので輸送コストは
若干上がります。しかし漬け物にしたりパンに挟んだり、サラダにするのに
まるごと使う人はいないし、どうせ切って使うのですから、そういうのを
現在の品より安く販売してほしいものです。
色も形も悪くても安全で美味しいものを消費者は求めています。
キャベツ等に虫食いがあっても気にしてはいけません。
むしろ虫も食べないものを食べる事ができますか。
葉物なんて一皮むけばすむことです。
そろそろ日本ももう一度農業全体を見直すときが来ていると思います。
減反政策にしたって、米を作らなければお金が貰えるなんていうのは
絶対におかしいし、余剰米ができれば、政府援助でお金を与えるのではなく
その何割かをお米として輸出してあげれば良いと思います。
我が国はまだまだ食べることのできるものを大量に捨てていますが、
世界的な視点から考えると飢饉、飢餓はもうそこまで来ています。
食糧自給率を高めないと輸入が途絶えたときには対応のしようがないのです。
だから少々割高でも自国産のものを消費し、また政府はそれに対して援助を
すべきだと考えています。消費税を上げてもかまいませんが、その一部を
そういった面にもぜひ回して欲しいものです。

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