本日 208 人 - 昨日 994 人 - 累計 1065664 人

中国産ウナギを日本産と偽造表示

【中国産ウナギを日本産と偽造表示】

中国産のウナギを「国産」などとウソの表示をし、飲食店で提供していた
として輸入業者の男ら2人が愛知県警に逮捕された。
逮捕されたのは名古屋市中区のウナギ輸入業者社長と元従業員の二人。

容疑者らは今年1月、福井市内で経営するウナギ料理店で、中国産であるにも
かかわらず店のメニューやのぼりに「三河産」や「静岡産」などと表示し、
国産ウナギが使われていると誤認させた不正競争防止法違反などの疑いが
もたれている。

容疑者が輸入したウナギから基準を超える農薬が検出されたことから、
今年1月保健所が警察に通報し、その後の捜査で犯行が発覚した。

どこか笑えるような事件だ。基準値を超える農薬から足がつき、
それが元で偽造表示がばれる。天網恢々疎にして漏らさずか。

ところでこのニュースは偽造表示の事件を扱っているが、本当に怖いのは
ウナギから基準値を超える農薬が検出されたことだ。
外国からの農産物や食料品の輸入は当然検査がある。しかしそれは
輸入した物を抜き打ち的に検査したもので数値からいえば数%だろう。
膨大な輸入品をすべて検査できる訳が無い。検査官の人数なんて
微々たるものである。
多くの農産物や食料品が網の目をくぐって販売されている。

では、どうしたらよいか。
輸入を止めたらよいのである。しかし現状は日本の食料は外国に大きく
頼っている。つまり自給率の低さである。
自給率を高めることは簡単である。消費者単価が高くとも安全な日本産の
ものを購入すればいい。だが低所得層や競争の激しい飲食業界は
そうはいかない。これをどうするかが日本の大きな課題である。
先進国と言われている国々で日本の自給率は最低だということを知ってほしい。
いつまでも安定して永遠に外国から食料が入ってくるはずがない。
以前、米が不足したときに、まずい外米を食べた経験がある人も多いと思う。
通常の年は余る米でさえ、この始末だ。一般の家庭で外国産のものを
食べていない日は無いだろう。外食しても同様だ。蕎麦なんて98%以上が
外国産で、日本産の蕎麦粉を使っている店が値段が高いのは仕方がない。
確かに日本産のものは香りも良く、味も良い。カップ麺やお店でウドンと
変わらぬ料金で出している蕎麦は100%近く外国産と思っていい。

もうひとつの原因は廃棄される食料品である。最近は少し緩めになったが、
賞味期限、消費期限の問題である。貧乏な我が家は賞味期限がまじかに
なって値引きされた品物を購入して、賞味期限とか全然、気にもせず
1週間過ぎても食べている。腐っていない限りは食べる。元々が安い
単価のウドン玉とかチャンポン玉とか消費期限が切れてもそれほど味が
変わるわけが無い。野菜にしたって冷蔵庫の野菜室に入れておけば
かなりもつ。(新聞紙で包んだりして、それなりの努力はしている)
持ちが悪い物は調理して冷凍保存する。
日本で廃棄される食品は輸入品と同量なのだ。つまりこれを無駄に
しなければ輸入は大幅に減る。(事実はかなり違う。輸入しなければ
手に入らない物もあるし、日本で生産が追いつかない物もある)

スーパーやコンビニ、一般小売店で廃棄される物、それに加えて飲食業界の
廃棄も多い。天候や事件、事故、流行まで関係してくる。
例えば最近流行りだした「恵方巻」など、日本中でどれだけ廃棄になって
いるか。たった1日の行事というのは食品にとって無駄の代名詞だ。
クリスマス、バレンタインなどなど、無宗教の日本人は何にでも染まる。
我が家でもクリスマスにケーキを買うが、それは子供がいたときのことで、
じじばば二人になったらクリスマスなんて関係ない。我が家は浄土真宗で、
キリスト教信者ではない。恵方巻なんかも食べない。そんな行事は九州では
聞いたことも無かった。
ただし伝統的な正月や節分などの行事は大事にする。
もっとも貧乏なので、たいした事はしないが。


コメント
name.. :記憶

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):
  • 記事検索
  • 内容検索
RSS