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上限を超えたから

【上限を超えたから】



時間外労働に関する労使協定(36協定)で定めた月100時間の上限を
超えて医師に残業させたとして岐阜労働基準監督署から是正勧告を受け、
岐阜市民病院(同市鹿島町)が、上限を150時間とする協定を結び直して
いたことが18日分かった。「労働基準法の趣旨に反し、ナンセンスだ」と
批判の声が上がっている。


労使協定が守られず、上限を超える勤務が常態化したので、上限を
上げたという、何と短絡的な思考方法か。
そもそも医師が不足なのが原因であろうが、その対策は取らなかったのか。
行政に相談しなかったのか。相談があったならば行政はきちんと対応したのか。
疑問だらけの事件である。是正勧告を受けて改悪したのだから、これは
完全に法律を無理した事件である。
まして同じ行政の中の市民病院の事である。
こんな事をしていたら、いずれ医師はみんな辞めていく。
こんな事をして市民病院が無くなれば、そちらの方が大きな問題だろう。
どうも行政が何をどう考えているのかわからない。

どこの地方も都市も医者不足なのが現実である。
高齢化社会が本格化してきた現代において、これは国が抜本的対策を
考えない限り解消は難しい。
国の財政難もあるだろうが、高齢者に負担を増やす以外の政策を
とっていない現実を見ると、こと医療関係の未来は日本は厳しい。

幸い小生の住んでいる地域は病院が多い。幸せな事だ。
(ちなみに学校も多いのだが、特に老人向けの整骨院やマッサージ関連が
 多く、八幡製鉄所全盛時代の名残なのだろう)
歩いて10分以内に眼科2軒、小児科2軒、内科3軒、外科3軒、
泌尿器科1軒、耳鼻咽喉科1軒、皮膚科2軒、歯科3軒、精神科1軒、
整骨院やマッサージ関連はもう無数と言っていいほど。
車で10分以内だと数えられないほどあるし、大きな病院も2つある。
それでも、やっていけるというのが不思議なくらいだ。
医療過疎の地域の人が移り住んだら驚くに違いない。

話は飛ぶが、学校も統廃合されたと言いつつ、まだまだ多い。
小生の母校の小学校なんて各学年1クラスで、それも1クラスが
30人がやっと。それでも給食施設(米飯もOK)はあるし、
若い人が住むにはスーパー、学校、病院等すべて揃っていて、
私立美術館、私立体育館も近く、公園もたくさんあり、本当に住みやすい。
しかも北九州市は子育て応援は全国1である。
町内には空き家が目立つが、若い人が越してこないかと、いつも思っている。
町内で61歳になって、若手と言われても困るのである。

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